番いとは? わかりやすく解説

つがい〔つがひ〕【番い】

読み方:つがい

動詞「つがう」の連用形から》

【一】[名]

二つのものが組み合わさって一組みになること。また、そのもの。対。

動物の雄と雌の一組み。また、夫婦。文鳥を—で飼う」

からだなどの各部つなぎ目関節

「肘の—を表から、膝頭で圧(お)さえているらしい」〈漱石三四郎

機会。折。

剃りはてんとする—に、ふと立ち」〈咄・醒睡笑・一〉

【二】接尾助数詞組みになっているものを数えるのに用いる。「ひと—の


番い

読み方:つがい

ワ行五段活用動詞番う」の連用形、あるいは連用形名詞化したもの

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番 (動物学)

(番い から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 14:06 UTC 版)

(つがい、番い、: pair[1])とは、何らかの絆を持った子孫を生み出すために時間をかけて協力する一対の動物の組み合わせのこと[2]。例えば、多くの鳥類は繁殖期、種によっては生涯にわたって番を結んで交尾を行う。例えば、繁殖中の2羽の鳥が分担して巣を作ったり、卵を孵化させたり、幼鳥に餌を与えて保護する作業を行う。しかし、マウンテンゴリラのように雄が雌のハーレムを持つ場合には、この用語は一般的に用いられない。

番と呼ばれる組み合わせは、通常脊椎動物のみに見られるが、ロードハウナナフシのような例外もある。両生類爬虫類において番は稀であるが、オーストラリアのマツカサトカゲの仲間は長期的な番を持つ例外にあたる。魚類の中では短期的な番を形成するが、フレンチエンゼルフィッシュ英語版は長期にわたる番を形成すると考えられている。鳥類では番はかなり一般的である。哺乳類では番は珍しく、雄と雌が交尾のためだけに出会うか(例: ヒグマ)、優位な立場の雄が雌のハーレムを持つ(例: セイウチ)のが一般的である。

脚注

  1. ^ 日本鳥学会用語委員会 編『鳥類学用語集』日本鳥学会、2006年、117,284頁。 
  2. ^ Gaston, A. J. "The evolution of group territorial behavior and cooperative breeding." The American Naturalist 112.988 (1978): 1091-1100.

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